数年の不妊治療を乗り越えてやっと授かった愛する我が子。
それは私たち夫婦にとって紛れもない奇跡。
生まれてきてくれてありがとうって何度も何度も思ってる。
でも…
「それでも子育てしんどい、辛い」って思ってしまう日がある。
そんな気持ちに罪悪感を抱いてしまう自分とこの記事を読んでくれるあなたへ。
妊活中に思っていた「生まれてくれるだけでいい」という気持ち
妊活中はとにかく1日でも早く我が子に会いたくて「赤ちゃんが来てくれるだけでいい」と思ってた。
夜中に泣いてもいい、何があっても耐えられると思ってた。
友達の子育ての悩みすら全て羨ましくて、不妊治療してる私に比べたら正直楽でしょって心のどこかで思ってた。
現実の子育てにぶつかって、戸惑う日々
でも、実際子育ての大変さは想像以上だった。
「気付けば寝かしつけで1時間経ってる…」
「何をしても泣き止まない」
「ひとりになりたい」
そう思ってしまう。
そして生まれた喜びを分かち合ったはずの夫とは初めての育児で喧嘩ばかり。
「あれ?私たち妊活中より幸せなはずだよね?」って。
治療中の自分が今の私を見たら、どう思うだろう——と自分で自分を責めてしまったり。
“しんどい”と思うことは、悪じゃない
「授かったことに感謝しないと」「あんなに不妊治療がんばったんだから」って自分に呪いをかけていた。
もちろん幸せだし、奇跡みたいな日々だって分かってる。
でも、“しんどい”って感情は別枠であっていいと思う。
望んで授かっても、24時間の育児はやっぱりハードだ。
それを言葉にできないのが、一番つらかった。
自分を許せた瞬間、少しだけ楽になった
ある日、夫に言った。
「しんどいって思っちゃった」って。
「わかるー!毎日本当しんどいよね。ママは本当によく頑張ってるよ」って返されたその一言に、なんか泣けた。
それからは泣きたい日は泣いて、抱っこできない日は夫にバトンタッチして。
“強くなった私”じゃなくて、“本音を出せる私”でいることが、
今はあの頃の自分への恩返しになる気がしてる。
それでも、大丈夫。あなたはがんばってる
今、泣いてるあなたにも、笑えてないあなたにも「大丈夫だよ」と言いたい。
不妊治療を経て出産した人は、
「感謝しなきゃ」が自分を苦しめることがある気がする。
でも、あなたがしんどいのは、育児がそれだけ本気だから。
一人じゃないよ。私もしんどい日、あるよ。
YouTube見せたっていい!お菓子食べさせたっていい!
休み休み行こう。
きっと私たちが笑顔でいることが子供の笑顔に繋がるし、過去の私もそう望んでいるはず。
この記事が今しんどい隣のママに届きますように。